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Bourg-en-Bresse
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レストランの人に連れられてBourg-en-Bresse(実際は隣町のSanit Étienne du Bois)へ。Bresse鶏農家で見学,そして食事をごちそうになった。
レストランのあるMionnayやフランス校のあるReyrieuxと同じAin県でとても近い。リヨンが美食の都と呼ばれるのがよくわかる気がする。
そこら中にニワトリの皆さんが放し飼いになっている。その農場の中,Christopheさんに話を聞く。フランス語,読み書きはあまり問題ないんだけど,聞き取りや会話となると語彙とスピードがまったくついて行かず悔しい思いをする。ヒヨコ・少し育った雛・成鳥の小屋,chapon(去勢して肥育させた雄鶏で,鶏というには相当でかくて親玉感が強い)になろうとしている皆さんのカゴ,精肉設備などを見せてもらう。
その後,食事をいただく。たぶんジュラのワインでつくった白いcoq au vin。
日本にいた頃からBresseには行ってみたかった。とても嬉しい。そして一度,殺すところを見せてもらう・殺す体験をしたい。
ヒヨコ。
もう少し大きくなると,鳥類は恐竜の末裔と納得できる感じに。足がとても立派。
逃げ惑う。
chaponになるか?
UGC Ciné Cité で映画『KICK-ASS』を観る。学割がある…学生証を忘れ?3の損。
Parc de la Tête d'Or
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近くにあるインターポール本部をちょっと眺めて,Parc de la Tête d'Orに。井の頭公園+代々木公園+日比谷公園といった具合でとても気持ちがいい。もっと早くに遊びに来ておくべきだった。動物園がシームレスにつながっている。
園内にある警察の事務所にSegway。
ライオンであることを忘れて猫になっているようなライオンを眺めていたら同級生から電話。田舎で寂しくて大変だって。わたくしはもう毎日が楽しくて楽しくて,日本に帰りたくなくて仕方がない…のは気の持ちようなのか研修先に恵まれたのか。
本編前に流れたCM(ベニチオ・デル・トロ主演,ブライアン・シンガー監督)の影響で同じアイスを食べる。旨い。
朝,lieuをさばく。鯵はさんざん練習したが,なかなか触る機会のなかった大きい魚にも慣れてきた。ありがたい話です。grenouilleのgarniture,artichaut poivradeの調理も本日初めてやらせてもらう。ありがたい話です。
昼のpommes rissoléesを用意していると,今日はanniversaireだと言われる。誰?と尋ねたらchefの誕生日だった。従業員一同あつまってchampagneで乾杯,昼のpersonnelでは特別にœuf à la naige。Paul Bocuseのスペシャリテで,わたくしは結構好きなんだけど,要は卵の白身なので,同級生でもこれといって人気がなかった。これがBocuseで食べたものよりずっと美味しくて,幸せな気分に。
同級生と秋コースでよかったね,という話をする。それは,忙しくて外出もままならない学校生活と暗く寒い季節,研修に出てからの解放感と春〜夏という季節が,とても合致しているから。chefの誕生日はたまたまでしかないが,こうして立ち会え,やっぱり秋コースでよかったと思った。
たっぷり食べたら昼休憩いっぱい昼寝。
最近よく「色」を見て心動かされる。
lieuの上に飾るローズマリーの花,紫色と微妙な模様。盛り付けていてまたもウットリ。lieuは皮目に塗るvin rougeのréduction(赤ワインを煮詰めたもの)の深い赤,sauceはlaitue(レタス)で淡い緑色,この対照が素晴らしい。
langoustineの赤・橙。こいつらは名付けたり話したりする間もなくカチコチに凍結。
空を見上げると新緑。
日ごと日が長くなっている。仕事終わりに帰る頃に宵の明星が輝いている。帰ってきたら金星探査機あかつきの打ち上げ成功ニュース。星がよく見えるのも嬉しくて,惑星を毎日追いかけるのが楽しい。研修に来てから火星を連夜眺めていたら,双子座の2つ星が好きになってきた。
奮起の早起き,スーパーへ。「BBQはガチ」を合言葉に,心配になるくらいの量の肉を買い込み,野菜はとても少ない。
もう1人と途中バス停で待ち合わせ。寮の台所で生姜カレーの作り方教室開講。あと2人は電話誘導で辿り着いてもらう。しかし凄い,牛肉2kg,豚肉500g,丸鶏2羽,子羊肉500gほどを6人でほぼ完食。パティシエがいるだけあり,クレープも焼く。confitureと一緒に食べたり。
まだまだ寒いのが困りもので,人間も冷えるが食べ物もすぐ冷える。もう少し暖かくなったら,こんどは海産物メインなBBQをしたい。
レストランで針と糸を借りておいて,きちんと縛ってから焼いた。さすがに炭焼きでは火が通らなくて,オーブンで仕上げ。オーブンがきちんと使えることがわかった。寮料理の幅が広がるなー
朝,BBQ大会のため前日から泊まりに来るお嬢さんたちに夕食を作っておく。単なるcroque-monsieurだけど。こちらのスーパー等で売っている食パン,びっくりするくらいの賞味期限を誇っている。どうやったらこんなに長持ちするんだろう?
午前はpersonnelのcarottes vichyとpommes rissolées。ニンジンをひたすらたっぷり喰える嬉しい料理。適当に切ったニンジンを鍋に入れ,ひたひたの水・砂糖・塩・バターで煮るだけ。火が通ったくらいに煮汁が煮詰まってグラッセみたいになるのがちょうどいい(先に火が通ってしまったら,煮汁だけ煮詰めてからからめるといい)。仕上げにレモン汁とパセリのみじん切りを混ぜる。
野菜が大好きだからこういうのはすごく嬉しい。まあ何でも好きで何でも嬉しいんだが。
chefがconfitureを仕込んでいた。abricot(あんず)の色がとても綺麗で,その上砂糖がテカテカして旨そうで仕方ない。
瓶詰めをレストランで売っているので購入。confitureと聞いて想像するよりも生の果実側に近い味で,すごくフレッシュな感じ。これは旨い。
午後の休憩時間,お嬢さんたちを迎える。寮は?8払って泊めることが可能。
夜中までお嬢さんたち・同僚といろいろ話す。学費・フランスに居残る手段などなど…
昼はTCL 70のバスで,Caluire Chemin Petitというバス停にある巨大スーパーAuchanへ。月曜日のBBQに備えて炭だけは調達しておかないと,と買ったはいいもののザックがとんでもない大きさになった。セゾンカードで会計したらパスポートを見せてといわれ,持ってきてなく後続の人たちに迷惑をかけまくる。が,なんかフランスって,行列を苦にしない印象がある。パリのメトロ切符売り場然り,リヨンのカルフールのレジ然り。
大荷物を背負っての帰り道,色んな野の花が絶えない丘には,かわいい形が咲いていた。
soir,langoustine(アカザエビ)が多く出た。背中にestragon(タラゴン)の千切りを載せるdresser(盛り付け)がすごく好きだ。自分でestragonを切って,自分で載せてるのに,なんて綺麗なんだろうとため息が出る思いだ,いつも。火が入ったlangoustineのオレンジ色に,estragonの若葉の淡い黄緑色が細く散らばるのが素晴らしい。
我慢できずに買ってきたBialettiのエスプレッソメーカーをさっそく使った。潤う生活。
変な天気はまだ続き,晴れてたと思うと雨が降り雷が鳴ってまた晴れる…そんな調子だから映画に行くのはやめておいた。
歩いてしばらくのところにあるIntermarchéに買い出し。毎週の必需品,朝食・おやつ用biscotteとビタミン補給のoranges,そして少し贅沢な夕飯をと,asperges blanches(白アスパラ),mâche,ソーセージを買う。
…といってもしめて?3,62の材料費ですが。mâcheは,学校でもらった賞(油賞:みんなの潤滑油となった人へ)の景品である酢・油セットでvinagrette(ドレッシング)をつくって食べた。この景品,いただいたのは嬉しいのだけど,マンゴー酢・フランボワーズ酢・菜種油・ピスタチオ油・ヘーゼルナッツ油ととても使い勝手の悪いセットで,使い道に悩んでいたのです。
新しい研修生が寮に来ていた。明日からは3人出勤。
寮敷地にいるニワトリ。雄もいて数も減ってないから肉用ではなく有精卵採取用なのかな?