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2010-05-04

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同級生たちと朝Gare Part-Dieuに集合。St-Just St-Rambertにあるミシュラン★★,Le Neuvième Artに行ってきた。

St-Just St-Rambert

SNCFの電車で約50分でSaint-Étienne,そこからバスに乗って約50分,山を一つ越えたようなところに到着。ちょっとした旅行気分だ。

ミシュランガイドには"créativité"とか"contemporaine"とある,現代的で創造的な料理が特徴のお店。料理は詰まるところ「味」こそ重要なので,見た目の驚き以上に実際に食べた時の驚きが大きくないといけないと思う。

確かに美味しく,とても面白かったんだが,その手間暇の比重がもう少し「味」の側に傾いた方がいいなと思った。例えば,amuseとlangoustine(アカザエビ)で使われていたcroquette(コロッケ)。形を保持するためにか衣が厚めで,揚がってから少々時間が経過している(盛り付けに時間が必要なせいだと思う)から,スペインのバルで食べる揚げ物みたいな感じになってる。Gourmet de Sézeで食べた豚足コロッケはサクサクの熱々で美味しかったので,これは「味」が犠牲になってるなあと特に感じた。

dessertは目にも口にも素晴らしく感服。

この皿を出すには大変な思いをしてるだろうと,偲ばずにはいられない気持ちで食事をしたあとは,ここで働く2人の同級生に会う。実際に大変な仕事(え?紙やすり!?とか…)をしている姿を見て,目頭がちょっと熱くなったりする。いろいろなレストランに研修生として散らばった友人ズに学校にいた頃とは違う形で会えるのがとても嬉しい。


Saint-Étienne,駅前にCasino(フランスの小売りスーパーマーケットチェーン)の巨大ビルがあった。あとから調べると,Casino発祥の地で本社とのこと。バスの車窓から"Casino 100 ans à vos côtés (Casino,あなたのそばに100年間)"と大きな文字が施された建物が見えたが,1892年創業と確かに100年以上経っていた。

2010-05-01

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祝日は関係なく営業。

レストランでのポジションはpoisson(魚),来たての頃はpersonnel(まかない)の魚をおろしていたけれど,最近はお客さん用の魚も半分くらいはおろさせてもらえるようになってきた。本日はlieu jaune(ボラックというタラの仲間らしい,50cmくらいのなかなか大物。美味しい。)とmaquereau(鯖)との戦い。そしてgrenouille(カエル),鶏手羽元のチューリップ唐揚げみたいな具合に太股肉を処理する。数量と手数が多く,鮮度保持のため冷蔵室の中で作業するのが寒くてなかなか大変。

夜はあいにくの雨の中,フランス校の学生さま達4人が食べに来てくれた。先週,先生達が来てくれ,その評判を聞きつけて,らしい。テーブルまで軽く挨拶に行き,食後に厨房をちょっと案内。

…ということもあって,このlogも更新しないとなあ,と思った次第。名刺を渡して宣伝した手前。


最近撮った写真から

maquereau

春の小メニュー内の一品,鯖。塩・砂糖で〆た鯖を炭焼き,上には白板昆布の甘酢煮(ばってらの上に載ってるやつ),ハーブ類。千切りになっているハーブが「livèche」というもの。こいつが素晴らしく良い香りで惚れています。この料理については,鯖の処理・白板昆布・たまに盛り付けを担当中。

日本でのフェアから帰ってきたシェフに,白板昆布を取り出して,これを鯖の料理に使うから日本で使うように調理して,と言われた時は驚きました。一介の研修生がそんなの任されていいのかな?と。米酢のお遣いも頼まれて,リヨンの日本食材店"かづき"に出かけたりも。

poulet de Bresse

poulet de Bresse,ブレス鶏。こいつら,本当に綺麗な毛をしていて,本当に旨い。Bourg-en-Bresseまで見に行かないとダメだなーと思いつつ行けずにいる。personnelに使うらしく丸焼き用にbrider(糸で縛った)。まかないにブレス!?と思ったが,同僚君がモナコに移るのを祝してかな?と想像中。


最後に,春真っ盛りな寮の敷地から2枚。

printemps

printemps

バーベキューと寮

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BBQ

同僚ズが"Osamu, BBQ"というのでされるがまま参加。ソーセージしか無さそう,ここはと買い置きの豚肉(?3.90/1kgと驚異の安さ)を解凍&長粒米を茹で始めた。豚肉は前の研修生が置いていったTeriyakiソースをつけ焼き,米は焼きおにぎりに。どちらも好評。

onigiri, BBQ

さて,今の住み処について

たぶんレストランが借り上げているドミトリーで,洗面台だけついた1人部屋が8部屋,共同で台所・シャワー&トイレ・アイロン等部屋からなる構成。今のところ3人住んでいて,1人は間もなくモナコへ移るところ。こちらは研修生が短期で来ることが多く,ここに住むことが多い。

ma chambre

台所は冷蔵庫・瞬間湯沸かしポット・一つ口電熱プラック(鉄板)があり,簡単な自炊なら出来る。たいてい,米を茹でて,肉をさっと焼いて食べている。

不便なのは洗濯機がないこと。コインランドリーはNeuvilleかLyonまでバスで行かなければならず,面倒過ぎるのと経費節約のためたらいで足踏み洗い。少々脱水が甘くても乾燥しているから問題なし。洗濯板が欲しい今日この頃。

lavage

寮があるのはLyon近郊のFontaines Saint-Martinという村,ちょっと小高い丘の上に建っているから,徒歩だと村まで少しだけかかる。この小高い丘がとてもいいところで,牛がいたり,季節折々の花が咲いたり,鶏が放し飼いになっていたりする。小高いから夜は星がよく見える(大きな流星群が滞在中に無いのが残念)。それでいて,Lyonまではバスを1回乗り換えて1時間もかからずに行けて便利。Château Escoffierの学生にはおなじみのTCL 70/40を引き続き利用中。

vache

仕事には同僚の車に同乗,15分くらいのMionnayという村まで。


…という特に面白くも何ともない現状紹介でした。

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