同級生たちと朝Gare Part-Dieuに集合。St-Just St-Rambertにあるミシュラン★★,Le Neuvième Artに行ってきた。
SNCFの電車で約50分でSaint-Étienne,そこからバスに乗って約50分,山を一つ越えたようなところに到着。ちょっとした旅行気分だ。
ミシュランガイドには"créativité"とか"contemporaine"とある,現代的で創造的な料理が特徴のお店。料理は詰まるところ「味」こそ重要なので,見た目の驚き以上に実際に食べた時の驚きが大きくないといけないと思う。
確かに美味しく,とても面白かったんだが,その手間暇の比重がもう少し「味」の側に傾いた方がいいなと思った。例えば,amuseとlangoustine(アカザエビ)で使われていたcroquette(コロッケ)。形を保持するためにか衣が厚めで,揚がってから少々時間が経過している(盛り付けに時間が必要なせいだと思う)から,スペインのバルで食べる揚げ物みたいな感じになってる。Gourmet de Sézeで食べた豚足コロッケはサクサクの熱々で美味しかったので,これは「味」が犠牲になってるなあと特に感じた。
dessertは目にも口にも素晴らしく感服。
この皿を出すには大変な思いをしてるだろうと,偲ばずにはいられない気持ちで食事をしたあとは,ここで働く2人の同級生に会う。実際に大変な仕事(え?紙やすり!?とか…)をしている姿を見て,目頭がちょっと熱くなったりする。いろいろなレストランに研修生として散らばった友人ズに学校にいた頃とは違う形で会えるのがとても嬉しい。
Saint-Étienne,駅前にCasino(フランスの小売りスーパーマーケットチェーン)の巨大ビルがあった。あとから調べると,Casino発祥の地で本社とのこと。バスの車窓から"Casino 100 ans à vos côtés (Casino,あなたのそばに100年間)"と大きな文字が施された建物が見えたが,1892年創業と確かに100年以上経っていた。