やっぱり池玲子"様"だった,けど,このとき18歳って('54年生まれで'73年映画)どういう色気・貫禄・脱ぎっぷり!?遠藤辰雄と寝た後に「ふん,芝居だよ。バーカ」だよ。感服いたしました。
アソコに瓶をハメて麻薬を運ぶ,指を詰めた甲斐のないアラカン,"さそり"みたいなキリストの好美(ステキすぎ),スカートを覗いた男に手鼻で応酬,脳病院のキチガイの皆様…ストーリーとか辻褄は置いといて次から次から無茶苦茶。そして美術,特に入り組んで猥雑な街がすげーイイ。石井監督が「路地は好きですね」とトークショーで語ってたとおり。
終盤大立ち回りでのパイオツ連発が『忘八武士道』どころじゃなく脈絡・意味ナシで,続くラスト,夕陽をバックに流れる池玲子のフニャフニャな歌声に至るまで最高。絶対スクリーンで観たいなあ。