ハドソンのサマーキャラバン全盛期,毛利名人19歳・高橋名人27歳のスターソルジャー5本勝負を描いた30数分の作品…はトンデモないトランス映画でした。二人のプレイ画面が二分割で,各名人の姿〜ラザロを逃して焦る毛利名人,苦しそうな顔をしながら16連射を続ける高橋名人などなど〜を重ねながら延々と続く様は,まるで"I've got a feeling"で左右チャネルから別のメロディを唄うジョンとポールのよう。プレイ中の音もそのまま流れてて,五方向撃ちパワーアップとかラザロ登場音楽で二人のタイミングがズレるから,BGMが奇妙な輪唱になるのね。これがポリリズムっつーか,'80クリムゾンっぽいというか(そんな大層な話じゃないか),眠いときに観ると効きそうな具合。
と,色々書いたんだけどいちばんの見所というかこれだけ観とけばイイってのは冒頭,各名人の修行シーン。16連打でスイカを割り指でバイクを止める高橋名人,やっぱり最強です。