映画の日 入場料も アマルfee 〜詠み人知らず〜 ということでアマって来ました。
神経質な細切れカットに,文字の横に縦線が流れるタイポグラフィ(?)のカッコ悪さと,自動車が通ると消えて行く「フジテレビ開局50周年記念」の文字のダサさ...派手なことが起こりそうなオープニングに心躍ります。が,内容についてここではあまり語ることは無いです。
書いておくべきは「サラ・ブライトマンさんの曲にあわせてスローモーションで大使館に潜入する4人組」のカット,そして福山雅治さんが登場する2シーンが最高だったこと。加えて,天海祐希さん(♀)に対しては指一本触れず別れるのに,イタリア人刑事(♂)にはハグまでしてしまうエンディングは,織田U2さん(♂)のナニかを暗示しており素晴らしいと思いました。
さて,私が観に行った品川プリンスシネマの劇場入口にはこんな貼り紙が
Mi chiamo 黒田じゃなくて黒味かね,などと言いながら観ていると,その2度以外も編集がむちゃくちゃなんですね。「え?これってフィルムリール紛失したんじゃないの?」ってくらい突然だったりするので,実は『グラインドハウス』を狙った演出なのだと,私は結論づけました。自由が丘武蔵野館で古いプリントを観たときのことを思い出します。
ほかにも色々釈然としませんが,泣いてる人がいたり,席を立つなり「サラ・ブライトマンの歌はいいねえ」と言う人がいたり...と,とても「楽しめる」映画でした。
楽しみついでにいくつか貼り紙を作っておきました。これから行かれる方は劇場入口にこっそり貼ってみてはいかがでしょう?