『ファイナル・ジャッジメント』を観る前に載せるの間に合わなかったが,観る前の感想。
フランス行き直前で観られなかった『仏陀再誕』,わざわざツタヤDISCASに入会してレンタルした。『黄金の法』『永遠の法』と観てきて思ったのは,精神世界に比較的閉じていたのが,現実世界を舞台に精神世界の話をするようになったな,という点。といっても,池田大作モドキのギレン・ザビみたいな人が超能力を使って,UFOが攻めてきた幻覚を見せる,というトンチキな関わり方なんだけど......
エル・カンターレの概念を説明する作風から,エル・カンターレ云々よりも,大川隆法(以降エル)その人をにおわせるキャラクターを現実世界で活躍させるようになった,ように思える。これはエルの息子,大川宏洋が脚本に関わったことに依るんだろう。次回作『ファイナル・ジャッジメント』が実写映画なのも同じく。
ティム・バートン作品でのジョニー・デップみたく,幸福の科学映画での子安武人はエルの投影になっている(声をすごく気に入ってるらしい)。本作で子安武人が声をあてている空野太陽は,人格者で素晴らしい能力を持ち,世界を正しい方向に導く,(仏教の思想上はあり得ない)仏陀の生まれ変わりであると描かれている。これはそのまま,大川宏洋にとってのエル=父親像なのではないだろうか。
アフロディーテだナイチンゲールだと女神扱いされていたのに,離婚した途端に手のひら返しでユダとされた大川きょう子。子供たちには悪魔呼ばわりされていたというのも,かなり本気の悪魔呼ばわりなんじゃないかと,気の毒になる。
この映画は,エルから息子・大川宏洋への世襲準備であり,大川宏洋から父・エルへの日本一短くはない「父」への手紙なんだなと思った。
『永遠の法』の霊界ロボットもカメオ出演!
作詞は大川隆法なんだけど,ぜんぶ実は別人!