横山ノック

スカパーで「京都マル秘指令 ザ新選組」というドラマを放送している。詳しくはWikipediaのリンク先にあるが,ちょっと面白さに触れてみる。

まずこのドラマ,要はハングマンや仕事人シリーズのような,陰ながら悪を正す正義の集団モノなんだが,悪の側が凄くその名も「京都マフィア」。ショッカーのような本部でショッカーのような悪巧みをしている。

どんな悪巧みなのか?第5話「脅迫 5 女子高生を丸坊主にするぞ!」では,京都マフィアは暴力団を使って京都へ修学旅行に訪れた女子高校生を誘拐し,外国人観光客向けの売春宿を営業させているのである。これ自体セコイ金稼ぎだが,その手法がなかなかとんでもない。

というのが誘拐方法。なかなか古典的な手口だが,このどんでん返しは丁寧にも鏡張りになっていて「オルレアンの噂」になぞらえていたりする(と思う)。

売春宿は永遠の禁忌テーマの1つと言うか何と言うか「尼さんプレイ」どころになっている。

といった仕組み。

この事態に,ハングマンで言うところのゴッド=「御前」がザ新撰組に事件の解決を指令する。が,その理由が「このままだと誰も京都に修学旅行に来なくなる」。さすがは,1年で20人の女子高校生が行方不明になっているのに,そのどれもが家出と見做されて特に問題になっていない「京都」の住人です。

まあ結局この悪巧みは崩されるんだけど,その報告を受けた御前は「これからも京都は修学旅行のメッカですな」と安心するだけ。全体的にどこかトンチキで狂ってるズレ具合が癖になるドラマです。