初めてのラブホテルとhohbukuroの由来

小学校は3回転校,都合4校に通った私です。転勤族?と言われますが,父は結婚後「人間関係のトラブルによる勢いで仕事を辞める→再就職→引っ越す」を繰り返していたようです。

2年生の夏,千葉県から山口県への引越。

荷物はもちろん業者が運びますが,生物(父・母・私・妹2歳・ペット多数)は,父の運転する自家用車で向かいました。2泊3日くらいの地獄の旅程(後で詳述),2泊目はようやく山口県に入ってから。山間の国道沿いにある,1Fに車を入れ2Fではナニを入れるチョメチョメコテージが並ぶ,いかにもなモーテルです。宿泊場所など特に決めない行き当たりばったりの旅だったようです。

オートロックのドアに閉め出され事務所に怒鳴り込みに行く,など地獄(後で詳述)では当然の手続きを経て,ようやく部屋に落ち着きます。ところが,丸いベッド,ワインレッドのベルベットぽいカバー,枕元に並ぶ意味の分からないスイッチ群(おそらく回転用),ベッド上の天井には鏡...と小2にも感じとれる禍々しい小宇宙(コスモ)。風呂に入ればプラスチックの椅子には謎の溝がありました(スケベ椅子)...

というのが私のラブホテル初体験です。

私はロードムービー,特に『地獄の黙示録』を観るとこの引越を思い出すのです。

というわけで,ここ10年以上はラブホテルには行っていません。

このハムスターの思い出が私にhohbukuroという単語を使わせています。