石井輝男監督が,『石井輝男映画魂』で「このくらい美しければ,心は鬼でもいいと思いました」なんて絶賛しちゃってる三ツ矢歌子,間違いないとんでもなく可愛かった。お話は変なところも多くて,え?それだけのことでひらめいちゃうの?殺人予告は何のためだったの?そもそもタイトルの五人の犯罪者って何よ?…などなどツッコミどころ満載なんだが,何より観ていて楽しい。とにかく可愛い三ツ矢歌子,本物ストリッパーのダンス,取り調べ室での三原葉子のヴァンプっぷり,意味不明にブキミな天知茂などなど,ノリにノッて撮ってるかんじが伝わってくる。極めつけは宇津井健の「兄さんになってあげよう」という言葉に喜ぶ三ツ矢歌子か,こんなに可愛く喜ばれたらタマランでしょう。宇津井健の天知茂追跡シーンは,後の作品によくでてくる路地セットみたいなニオイがあって,ニヤリとするところ。
中川信夫『地獄』も天知茂&三ツ矢歌子だったなー
ラピュタ阿佐ヶ谷はやっぱ遠かった。会社から70分家まで50分,70-80分の映画を観るためにこんなに自転車こいで,なんか巡礼でもしてる気分になった。あとは『女体桟橋』『女王蜂の怒り』を観る予定。つーことで,三原葉子の部屋。