ワタクシ,ギリシアを旅行したときに,いわゆるゲイファッションの色遣いや取り合わせに何か感じるものがあったらいのです。もともとSAPPORO HOHBUKURO時代からオレンジ色を多用していることなどから,そういう色とかを意識した服装や持ち物をすることが多くなっております。
さて,日比谷線で帰宅するとき,向かいにガッチリムッチリした男性2人組が座られてまして,左は神戸製鋼でラグビーをされていたような,右はサモアに移住して旅行業のような風貌の御仁でした。
ワタクシは,膝下ちょい丈の短パンにアディダスのジャパウ,そしてこないだつくったメッセンジャーバッグ…
という出で立ちでして,座った途端に足下からの舐めるような視線を感じたのです。2-3分は見られたように思います。そして「オレはショートパンツは膝の皿が出るかでないかのしか履かないよ」等々の会話をされています。まさに短パンはその丈,お眼鏡にかなったのでしょうかこれはプチ視姦状態,ちょっとしたハッテンスポットと化している日比谷線,でありました。
本物の迫力に気圧されるばかりでしたが,ファッションとしてはソレっぽくなっていたということでしょうか。これまでの人生,こんなに舐めるように見られたのは,ウンコを漏らしたときと立ち寝していた電車内で屁をこいてしまったときくらいです。
bagaboo
上に書いたメッセンジャーバッグ,いろいろ物色してbagabooのオーダーメイドがよさそうと思い注文していた。天気なんかでまだ自転車で使えてないが,つくりもよく,両肩掛けも出来たりしてなかなかいい。
サンシャイン2057
観る前から死亡フラグ立ちまくりの本作,観てみたらフラグどころの騒ぎじゃなく,劇中の登場人物および登場しない人物全員一丸となって1人ずつ死んで行くためのお膳立てをしていて(しかもその場しのぎの),劇中不条理喜劇のような様相を呈しておりました。
人類の存亡を賭けたミッション・トゥー・太陽のはずなのに,とんでもなく突っ込みどころだらけなんだが,進路変更をミスったクルーが言ってた,「人間はストレス状況下ではミスを犯すもの」云々というのが,劇中から劇外にメタな展開をしていくのがテーマなんだろうか。
劇中の登場人物は,重大な任務というストレスで,船体の角度調整だけを忘れてしまう。劇中の登場しない人物は,人類が滅亡するというストレスで,こんなトンでもない宇宙船を設計しちゃうし,アレなクルーを選出してしまう。劇外では製作者が 『2001年宇宙の旅』や漫画『火の鳥』etc.という偉大なSF作品を前にするストレスで,こんな映画を作ってしまう。さらに観客は何かの悪夢?それとも喜劇?というストレスで,エンドロールで劇中のシーンが流れ始めるのを見て「まさかジャッキー・チェン!?NGシーン!?」と淡い希望を持ってしまう…という寸法で。
完全に真田広之目当てで行ったんだけど,いくら船長って死亡フラグだからって,そんな…という途中退場。ピンバッカー船長の映像に見入っていたのは,『リング』の呪いのビデオよろしく感染しちゃったということか。「あなたのハートには何が残りましたか?」と考えると,確かに私のハートにも何かが感染していて,真田広之つながりの壮大なネタなのか?これは,と思ったのだった。