浅草名画座
初めて浅草名画座に行ってきた。安い(3本立で900円),煙い(禁煙に"ご協力"くださいって書いてるけど吸うオッサン多数),臭い(風呂に入ってないようなオイニーが…)の三拍子揃いで,映画でデートなんてアベックさんには最高なんじゃないだろうか,こう愛情の固さを試せるというか。
船橋に住んでたときだから小1か2の頃,たのきんトリオの映画『スニーカーぶる〜す』に連れてってもらったことがあって,妙に映画館がションベン臭かったのを覚えてる。そこまでじゃないけど,館内は向かいにあるWINSで馬券を買って映画でヒマつぶしてるオッサン,身辺の品を全て紙袋に入れて持ち歩いてる風のオッサンなどなど…ばかりで,たまーにツーンと漂ってくる。入口ホールには競馬の結果がリアルタイムに書き込まれるホワイトボードがあって,ある種のサロン状態。オッサンたち上映中もタバコはお構い無し。『網走番外地 北海篇』で,わーこんな細かく吹雪いてて撮影大変だったろうな〜って思ってたら,『日本女侠伝 鉄火芸者』でも同じく画面が細かく揺らいでる。吹雪じゃなくてタバコの煙だったのだ。
かといって目に余るほどじゃないんで,確かに大声のアクビ・イビキは目立つけど,居心地は悪くない。始終喋ってる金持ちオバサンズに遭ったときの銀座の映画館なんて目も当てられんからな。浅草の方は孤独オッサンばかりで喋らないのもあるかもしれんが。
とにかくけっこう気に入ったので,今後ちょこちょこ行くと思う。2月末の石井輝男『いれずみ突撃隊』は絶対に。あと周囲に顔ハメパネルが多いのもハメ撮り派にはたまらないところ。最近ハメ撮りしてないもんなー,あーズッポリハメたいよ〜↓